mikotohodo-三言ほど-

くだらない雑談と小さな情報を日常に

ZO-3を知っているかい


 

フェルナンデスという音楽メーカーを知っているだろうか。

実は僕はあまり知らない

音楽を語る上で、いや、音楽と言う魂を語る上で、「たいして知らないくせに語ろうとするんじゃねえ」というセリフは愚の骨頂だ。

音楽とは、誰もが無条件で楽しむ権利がある。そして、ロックとは人生だ。

フェルナンデスの社員の方がこの言葉を聞いたら「うんうん」と頷きながらも「そんな甘くねーよ」と言うかもしれない…それもまた音楽の一片だ。

フェルナンデス、日本の楽器メーカーで1962年2月に斉藤楽器として設立された。 フェルナンデス (楽器メーカー) - Wikipedia

 

僕の父はギタリストだ。

多数の音楽事務所からのお誘いを戴きながら、「仕事にしちゃお終いだ」というのがポリシーらしく、常に勿体ない格好の付け方をして生きてきた。

父がさすらいのギタリストなので、我が家には沢山のギターがあった。

当然、おさがりとして、父から子へ託され…たのは訳の分からないアコギだった。

「ギュイン」と鳴らないアコギをなんとか「ギュイン」と鳴らせたくて、エフェクターにマイクをさし、全力でガシャガシャならしてひっぱたかれた事がある。

子供の頃からよく父と楽器屋に行っていたので、楽器のアレやソレらは表面的には知っていた。そして、父へ無言の交渉をする。

今は手元に無いのでどの型だったか忘れてしまったが、そのお店で売られているフェルナンデスの中で一番安いギターの前に…無言で立ち続けた。

買ってと言っても「かっこつけたって上手くならないんだぞ」と、いつも一番格好付けている父がそういうに決まってるので、沈黙の圧を送り続けた。

そして、勝ち取ったのだ。

我が家に戻り、ギターケースから取り出した自分のギターに即行でストラップを付け、余裕をかまし、適当にチューニングをし、ケースから取り出して僅か10分もしないで弦を切ってしまうのだ。

ZO-3を知っているかい

www.fernandes.co.jp

ZO-3とはフェルナンデスから発売されているスピーカー内蔵エレクトリックギター。ギターだけではなく、ベースもあり、そしてキャラクターシリーズも多数発売されている。小型で軽くて可愛らしいZO-3を、親御さん達は、これからギターを始めたいというチビッコに、是非お店で少しだけ値切り交渉して買ってあげてほしい。

ちょっとフレット数が足りないのがデメリットになる時もあるけれど、ZO-3は良い。

可愛いは正義だ。

「新しいギター買ったんだ~」と、バスケでセンターをやっていた「かなり」大きめの女子からそういわれ、家に見に行った。

新しいギター、それはZO-3だった。彼女が持つそのZO-3は、彼女の体格のデカさもあって、実際のサイズよりもとても小さく見える。ちょっとしたアクセサリーくらいに思えてしまう。しかし、彼女のガチロックな演奏には、大きさなんて関係なかった。

色々な思い出がある。僕はフェルナンデスが好きだ。そして、ZO-3が好きだ。

形から入っても良い、理由や根拠なんて必要ない、うまく弾けなくてもいい、そのうまく弾けない分だけ諦めなかったらギターはちゃんと応えてくれる。

ギターに興味を持ち始め、今悩んでいる君、やってみないか。

 

あとがき

フェルナンデスのギターから始まり、18、19そこそこの時に自分には少し大きめのライブをした。今までに無いくらいの緊張で手が震え、この日のライブは自分のせいで失敗すると思っていた。

しかし、結果は大成功だった。緊張という言葉を僕達は誤解しているのかもしれない。体験した事の無い先への期待に体が喜び震える事を、ネガティブにとらえる必要は無いのだと、このとき思ったのです。