そういや、そんなコトもあったなっていう話。
「この街は呪われている」
自分の住んでいる街がそんなことを言われら、たまったもんじゃない。
しかし、そんなことを言われたら何故呪われてしまったのだろうかと、原因を知りたくなる。
殺人事件でもあったのか、憎くて憎くてどうしようもなく憎い相手でもいたのか。
まあ素人が呪いについての想像なんてこんなもんでしょ。あとはカッコンカッコンもしくはカンカンカンカンと何かを打ち付ける様とかね。
名セリフ、こわいなぁ~こわいなぁ~でお馴染みのあの稲川淳二にしたって「呪いってなんですか?」なんて聞いたらきっと「怨念」とか言って、心の中で「呪いってのは呪いでしょうがよ~」って思うに違いない。
さっき桜を見てきた。まあ、たまたま見たんだけど。
その桜もきっと、僕が桜をたまたま見たように、桜もきっと色んな人を見てきたんだろうな。なんてちょっぴりおセンチな気持ちになってみたりする。
しかしその昔、その桜が咲く付近では変質者が多発し、実際に当時付き合っていた彼女が「あそこを割りばしで挟んでこれ見てこれって追いかけられてる!」って電話してきたことがあり、速攻でバイクで駆け付けた僕は変質者を見つけると、変質者はあそこを隠す。
「俺にもお前のフランキー見せろよ」とそんなことを言うと「なんだよお前…」と言い返してくる。逃げようとする変質者を追いかける。「見せろよ」と迫る。逃げる変質者。「おい、見せろ」と更に迫る。逃げる変質者。そんなことをやっていると後ろの方から「おおいっ!」って放置された彼女が叫ぶこと夜中の2時。
この桜の木は、若かりし頃の僕が、変質者を追いかけまわしてどっちが変質者なのか分からないあの様子をきっと見ていたに違いない。
美味しそう pic.twitter.com/a1l49Z4jVm
— みこと (@mikotohodo) March 24, 2020
実に感慨深い。あの時のボウズか…なんておもってくれているのだろうか。
で、呪いの話なんだけど、僕の生まれ故郷にその昔、とある霊能力者がきたらしい。んで、まあタイトルのように「この街は呪われている」と霧がかかった大通りを指して言ったんだって。
隣接の工場の熱が原因で発生する霧を指して。
呪いと桜、まったく関係はないのだけど、この綺麗で美味しそうな?桜の力が、きっと嫌なことを吹き飛ばしてくれるはずだ。そう思い、願いたい。